看護師

DICの治療のポイントは?流れを理解し看護に活かそう

こんにちは。

看護学生

DICの治療の流れってどんなだっけ?

このような疑問を抱えてはいませんか?

本記事ではDICの治療についてお伝えしています。

全体像を先にお伝えすると、以下のようになります。

  • 感染症の治療
  • 蛋白分解酵素阻害剤
  • ヘパリン-ATⅢ製剤の併用
  • 補充療法

それでは、各項目について詳しくお伝えしていきます。

DIC(血管内播種性凝固症候群)治療のポイントは?治療の流れを理解し看護に活かそう

感染症の治療

DICの治療は、原因の除去が最も重要であり、適切な感染症の治療を最優先に行います。

基礎疾患の治癒なくしてはDICからの離脱はありえません。

したがって、DICの治療と同時に、強力な感染症に対する治療を行わなければなりません。

蛋白分解酵素阻害剤

感染症にともなうDIC時には、凝固系の亢進と同時に、多くのプロテアーゼ活性も亢進して、組織障害の一因となっています。

このため、これらを抑制する上でヘパリンより有効な場合があります。

さらに、蛋白分解酵素阻害剤は、アンチトロビンに依存しないという利点もあり、重症感染症時にはヘパリンよりも使いやすい場合があります。

蛋白分解酵素阻害剤としては、フサン、レミナロン、ミラクリットなどがあります。

ミラクリットは抗凝固作用はないが、プロテアーゼ活性に対しての阻害作用を期待して用いられます。

ヘパリン-ATⅢ製剤の併用

①ヘパリンを一日6000~10000単位/日で持続点滴静注する

②ATⅢ濃縮製剤は一日1500単位を3~5日間投与する

この際注意することは、ATⅢ濃縮製剤(ノイアート、アンスロンビン)をヘパリンに先行または並行して投与し、血中ATⅢ活性を70%以上に維持しなければなりません。

これは、ヘパリンはATⅢと複合体を構成することにより、抗凝固効果を発現するためです。

補充療法

①血小板(PC)の補充

血小板が3×104/mm3以下の場合、濃厚血小板を一度に10~20単位輸血します。

②新鮮凍結血漿(FFP)

活性化部分トロンボプラスチン時間が著しく延長した場合には、新鮮凍結血漿5~10単位/日を3日間投与します。

この際の注意点として、むやみな補充療法は、新たな血栓の材料を補充することになりかねません。

よって、抗凝固療法を行いながら補充療法を実施しなければならないのです。

護に活かすことが重要

患者の急変の原因となりうるSEPSIS・DICに対しては、適切な治療を速やかに行わないと患者の命に関わります。

その治療の指示を出すのは医師ですが、サポートし看護にあたるのは看護師です。

予め治療の流れや全体像が把握できていれば、その先に必要な行動や看護を前もって準備したり考えておくことができますね。

予測を立て、治療をスムーズに行うとともに患者の反応に素早く対応していくことが大切です。

SEPSISとともにDICへの理解も深めていきましょう。

-看護師

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