看護師

SEPSIS・DIC看護のポイント④肝不全予防

こんにちは。

敗血症やDICについての病態や治療を理解できたところで、看護のポイントを押さえていきましょう。

看護のポイントは下記になります。

  • 感染源が除去され,血行動態が安定する
  • 腎機能が悪化せず,急性腎不全に陥らない
  • 呼吸状態が悪化せず,呼吸不全に陥らない
  • 肝機能が悪化せず,肝不全に陥らない
  • DICが改善し,大量出血を起こさない

内容が多いため、ひとつずつ詳しくお伝えしていきます。

SEPSIS・DIC看護のポイント③肝不全予防

目標基準

以下の項目に沿って状態を観察していきます。

肝機能をよく観察しましょう

検査データ

高アンモニア血症

黄疸

腹水

出血傾向

炎症所見

⑴検査データの正常化

GOTGPTBilNH₃BUNCr

⑵高アンモニア血症がない,もしくは改善がみられる

⑶黄疸がない,もしくは改善がみられる

⑷腹水の貯留がない,もしくは改善が見られる

⑸出血傾向がみられない,もしくは改善がみられる

⑹炎症所見の上昇,発熱がない

ケア

➀肝機能の悪化,肝不全の症状をアセスメントし,異常があれば医師に報告する。

a)検査データの異常

b)高アンモニア血症に伴う症状の出現

傾眠傾向

羽ばたき振戦の出現

アンモニア臭がある

不穏状態がみられる

c)出血傾向の出現,増強

口腔内出血

皮下出血

血尿,潜血尿

消化管出血

血痰

d)過換気,呼吸性アルカローシスが見られる

呼吸数30回/分以上

呼吸苦がある

動脈血液ガスデータ

pH>7.4PO₂HCO₃の低下

e)黄疸の出現,増強

f)腹部膨満,それに伴う呼吸苦がある

➁肝血流量を維持するためのケアを行う。

a)エネルギー補給,低蛋白血症に対し高カロリー輸液,アルブミン製剤の投与

b)肝血流維持目的でイノバン,プロスタンディンの投与

※プロスタンディン使用により血圧低下を起こしやすい

c)肝再生促進目的のGI療法

GI療法:膵ホルモンであるインスリンとグルカゴンの投与

d)高アンモニア血症に対する,アミノレバン,ラクツロースの投与

e)蛋白と凝固因子の補充療法として,新鮮凍結血漿(FFP)の投与

f)脳浮腫に対するグリセオール,ステロイド剤の投与

➂血液浄化施行中の患者のケア

a)急性腎不全に対し持続的血液濾過透析が施行される

b)血漿交換

➃出血の予防

➄感染予防

a)ライン・ドレーン類挿入部の清潔保持

b)身体の清潔保持

 

-看護師

© 2021 MEMO-blog