看護師

SIRSとDICの診断基準と感染症関連の検査項目について

こんにちは。

看護学生

DICの診断基準って何だっけ?

SIRSの診断基準って何だっけ?

感染症関連の検査項目って複雑でよくわからないなぁ…

このような疑問を抱えてはいませんか?

本記事では上記のお悩みを解決できるよう詳しくお伝えしています。

SIRSとDICの診断基準と感染症関連の検査項目について

SIRSの診断基準

(米国胸部疾患学会 Critical Care Medicine学会 1992)

4項目中2項目陽性=SIRS

体温 <36℃ or 38℃
脈拍 >90/min
呼吸数 >20/min (or PaCO2<32mmHg)
白血球 >12000/mm3 or <4000/mm3 (or 10%以上の幼若球出現)

 

DIC診断基準

(厚生省DIC研究班 1988)

点数 1点 2点 3点
血清FDP(μg/m) 10-20 20-40 40以上
血小板数(×10/μl) 12-8万 8-5万 5万以下
血漿フィブリノーゲン(mg/d) 100-150 100以下
PT延長時間(正常対照比) 1.25-1.67 1.67以上
基礎疾患 あり
出血 あり
臓器症状 あり

5点以下なら可能性少ない。6点ならDICの可能性高く、7点以上はDIC

 

白血病再生不良性貧血抗腫瘍剤投与後など骨髄巨核球減少が顕著で高度の血小板減少を見る場合、血小板出血症状のスコアは0点とし、総得点に3点増点する。

肝硬変に近い状態の慢性肝炎では総得点から3点減点する。

感染症関連の検査項目

検査項目 基準値 異常を示す主な疾患
活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT 28.5~40.0 延長:血友病、Ⅶ・Ⅵ・Ⅹ・Ⅴ・Ⅱ因子欠乏症、肝障害、抗凝固薬投与、播種性血管内症候群DIC、線溶亢進
プロトロンビン時間(PT 10~12 延長:プロトロンビン欠乏症、Ⅶ・Ⅴ・Ⅹ因子欠乏症、フィブリノゲン欠乏症
フィブリノゲン(FBG 200~400

㎎/dl

高:妊娠中毒、感染症、脳梗塞、心筋梗塞、膠原病、糖尿病

低:慢性肝炎、肝硬変、DIC血栓症、 大量出血

トロンボテスト(TT 70~100 低:重症肝障害、長期抗生物質投与、ワーファリン投与
ヘパプラスチンテスト(HPT 70~130 低:重症肝障害、ビタミンK欠乏症
アンチトロンビンⅢ(ATⅢ) 70~124
17
32mg/dl
低:血液凝固亢進状態、急性・慢性肝障害、DIC
フィブリン/フィブリノゲン分解産物
(FDP)
0~12μ/ml 高:DIC悪性腫瘍、ウロキナーゼ投与、急性膵炎
D-ダイマー(D-D 0~500ng/ml 高:DIC、深部静脈血栓症、敗梗塞、線溶血療法時
赤沈 男:110㎜女:215 亢進:貧血、感染症、膠原病、悪性腫瘍、心筋梗塞、高γ―グロブリン血症、妊婦

遅延:DIC(播種性血管内凝固)、多血症

血小板(PLT 13.0-36.9

(×10/μl)

高:慢性骨髄性白血病、出血、悪性腫瘍
低:再生不良性貧血、急性白血病、膠原病、播種性血管内症候群DIC
白血球(WBC 3.5~9.0/μ 高:急性感染症、出血、心筋梗塞、敗血症

低:再生不良性貧血、悪性貧血、抗癌剤の長期投与

好中球 40~74 高:炎症(感染症)、骨髄性白血病
低:リンパ球性白血病
好酸球 0~7.0 高:炎症(寄生虫症、アレルギー、皮膚疾患)
リンパ球 19~48 高:リンパ性白血病
単球 3.4~9.0 高:慢性感染症(マラリア、結核、梅毒)
CRP 0.1mg/dl 高:細菌感染症、各種ガン、心筋梗塞、リウマチ熱、血管炎、外傷

最後に

診断基準についてはあまり知らない人も多いと思いますが、重症な患者をすぐそばでみているのは看護師です。

現在の患者の状態を捉え、改善の傾向にあるのか、もしくは重症化傾向にあるのか、診断基準を知っていれば患者の状況や今後の予測ができる可能性が高いです。

診断をするためではなく、患者の状態を適切に捉えるために必要な知識です。

適切に捉えた上で、その時点に必要な看護を考え提供できるように努められると良いですね。

-看護師

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